抜け毛が気になる方へ!正しい洗髪法と抜け毛対策を知って、髪と自信を取り戻そう

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抜け毛が増えたことに気付いても、対策を取らず放置してしまうという方は少なくありません。どのような対策を取ればいいのかわからず、方法を探しているうちに抜け毛が悪化してしまったという方もおられるでしょう。

一方、抜け毛は命に関わるものではなく、比較的身近な症状であるため、あまり深刻に捉えることはないかもしれません。しかし、その抜け毛の原因がAGA〈男性型脱毛症〉だった場合、放置すると症状が進行してしまう恐れがあります。

薄毛になってから後悔しないためにも、正しい抜け毛対策の知識を身につけ、AGAの進行を早めに予防しましょう。

抜け毛のメカニズムを知ろう

抜け毛はAGAの症状の一つですが、抜け毛が起こると必ず薄毛になるというわけではありません。抜け毛そのものは正常な頭皮にも起こる現象であり、一日に50~100本程度の髪が抜け落ちるといわれています。

引っ張ったわけではないのに髪が抜けるのは、髪に「毛周期」と呼ばれる生え変わりのサイクルが存在するためです。

毛周期には成長期・退行期・休止期があります。そのうちもっとも長いのが髪を生成する期間にあたる成長期です。一つの毛母細胞から毛を生成し、皮膚から顔を出す毛幹になるまでには2~5年の期間がかかります。

その後2週間ほど髪の生成力が弱まる退行期が続き、やがて生成活動が完全に止まる休止期を迎えると髪は自然に抜け落ち、しばらくすると成長を始め、再び新しい髪が生成されるという仕組みです。そのため、一日数十本程度の抜け毛であれば過剰に心配する必要はありません。

しかし、朝起きたとき枕に大量の髪が落ちていたり、クシで軽くとかしただけで髪がたくさん抜けたりするような場合は要注意です。何らかの原因で毛母細胞の働きが正常におこなわれず、過剰に抜け毛が発生している恐れがあります。

抜け毛が増えたと感じたら、抜け毛対策に取り組んでみましょう。

抜け毛予防に繋がる正しい髪の洗い方

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抜け毛予防をおこなうためには、正しい洗髪方法を理解することが大切です。爪を立てて洗う、乾かさず放置するなどといった間違った洗髪は抜け毛や薄毛の原因になりますので注意しましょう。

髪を洗う前に、まずはブラシで軽く髪をとかします。こうすることによって、髪に付着した汚れを落とすとともに、頭皮の血行を促し隅々まで栄養を行き渡らせることができるでしょう。

ブラッシングのあとは、シャンプーではなくお湯を使って頭皮と髪の汚れを落としてください。お湯で毛穴を開かせることで、汚れを落としやすくなります。

シャンプーを直接髪に乗せて泡立てる方も多いかと想いますが、この洗い方は髪を傷める原因になるため要注意です。ネットや手のひらを使い、事前に泡立ててから髪に乗せるようにしましょう。シャンプーを泡立てたら、指の腹で優しく揉み込むように頭皮の汚れを落としていきます。

しっかりとすすいだら、リンスやトリートメントを髪につけていきます。頭皮に付着するほど多くの量をつける必要はありません。

しっかりとすすいだら、タオルで軽く水気を取りドライヤーで頭皮と髪を乾かしましょう。まずは頭皮と髪の根元を、その次に毛先を乾かしていきます。ドライヤーは髪から20~30cmほど離して使用してください。

今日からできる抜け毛対策

抜け毛は皮脂の詰まりや頭皮トラブルなどの外的要因が原因で起こることもありますが、食事や睡眠、ストレスや喫煙などの内的要因が原因で起こることもあります。そのため、正しい洗髪方法を実践するだけでなく、生活習慣の改善を意識することも抜け毛対策に重要です。

食事は炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルのバランスを意識して取るようにしてみてください。「まごわやさしい※」を食事に取り入れることで、不足しがちな栄養を補うことができます。

そして睡眠も健康な髪を育むための重要な要素です。睡眠中は髪の修復がおこなわれる時間でもありますので、質のいい睡眠をとることを心がけましょう。入浴して体を温める、好きな音楽を聴く、間接照明に変えてリラックスするなどが良質な睡眠に繋がります。

本格的な抜け毛対策を希望する場合は、このような生活習慣の改善の他に、クリニックで専門的な治療を受ける方法もあります。内服治療やHARG療法などさまざまな治療法がありますので、専門的な治療を検討している方は、クリニックで専門医の診察を受けてみることを検討しましょう。

※ま…豆類/ご…ごま/わ…わかめ/や…野菜/さ…魚/し…しいたけ/い…いも類

おわりに

シャンプー中の抜け毛が増えた、枕に髪の毛がたくさん落ちるようになったなど、異変に気付いたら抜け毛が悪化する前に対策を始めましょう。

今回ご紹介した対策法は、髪の洗い方や食生活、睡眠や運動など、今日から実践できるものが中心です。とはいえ無理をして全てに取り組む必要はありません。

まずはできることからスタートし、ストレスを溜めずに対策に取り組んでいくことが薄毛予防に繋がります。

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