枝毛はどれも同じじゃない!枝毛の種類と正しいお手入れ方法を学ぼう
枝毛というと、毛先がY字に分かれた状態を思い浮かべるかもしれません。しかし、枝毛にはこのタイプ以外にも様々な種類があることをご存知ですか?
そもそも、一体なぜ枝毛は発生してしまうのでしょうか。枝毛の原因と対策を知り、ヘアドラブルのない健康的な髪を手に入れましょう。
あなたはどのタイプ?枝毛の種類
枝毛には様々な種類があり、細かく分けると10種類以上の枝毛が存在します。そのうち、代表的なものをいくつかご紹介していきます。
二股〈Y字〉
もっともポピュラーといえるのがこの二股タイプの枝毛です。毛先がY字のように分かれているのが特徴ですが、それ以外にも分かれた毛先がさらに二股に分かれている二十股や、毛の途中で二股に分かれているタイプの枝毛も存在します。
玉結び
毛の途中に結んだようなコブができていることがありますが、これも枝毛の一種です。自分で結んだ覚えはないのになぜ?と不思議に感じる方もおられるでしょう。これは何らかの原因で自然に髪が絡まってしまうことが原因で起こります。髪が長い方や傷んでいる方、くせ毛の方などに多く見られます。
ロウソク
毛先がロウソクのように細くなっている毛も枝毛の一つ。毛先にダメージがあったり、髪に栄養が行き届いていなかったりする場合に発生しやすくなります。
輪っか
髪の毛の途中に輪っかができる枝毛もあります。十分に栄養が行き届いていない、睡眠状態が良くない時などに見られます。
枝毛ができる原因
枝毛ができる原因は様々ですが、主な要因は髪の毛の傷みと栄養不足です。髪の毛の傷みは物理的な刺激によって起こることも多く、間違ったシャンプーやカラーリングなどによって発生します。
洗浄力が強いシャンプーを何度も使用したり、ドライヤーの温風を当て続けたりしていませんか?洗浄力の強いシャンプーは、頭皮の汚れを落とすことができる反面、必要な皮脂まで洗い流してしまったり、髪に必要な水分まで落としてしまったりすることがあります。また、ドライヤーを髪に近づけすぎると、髪が乾燥し枝毛の原因になります。ドライヤーを使用せず、濡れたまま寝てしまうことも枝毛の原因になるため注意しましょう。
そして睡眠の質も髪の質に深く関係しています。睡眠の質が落ちると、髪の修復がうまくおこなわれなくなり、枝毛が発生しやすい状態になってしまいます。また、睡眠不足や極端な運動不足などによって血液の流れが悪くなると、髪の毛まで栄養が行き届かなくなり枝毛や切れ毛などのトラブルが起こりやすくなります。
枝毛の正しいお手入れ方法
枝毛を予防・改善するためには、髪へのダメージを減らすことが重要です。髪が乾燥し傷んでいる方は、しっかりと保湿を行いましょう。洗浄力がマイルドなアミノ酸系シャンプーを使用したり、洗い流さないトリートメントを塗布したりすると効果的です。
また、ドライヤーの温風を使用する際は髪に近づけすぎないように注意しましょう。毛先に温風を当て続けると傷みやすくなるため、根元と頭皮をしっかり乾かし、毛先は冷風で乾かすのがおすすめです。
髪の摩擦も枝毛の原因になりますので、静電気が発生しにくい木製のブラシを使用したり、睡眠中はナイトキャップを被ったりするなどの対策をとりましょう。紫外線も髪の傷みの原因になりますので、日差しの強い日は日傘や帽子を使用し紫外線による髪へのダメージを防ぎましょう。
すでにできてしまった枝毛は、残念ながらケアをしても元には戻りません。この場合は枝毛部分を切る必要があります。その際は毛先から3~5cmの部分を横に真っ直ぐカットするようにしましょう。斜めに切ると断面部分が広がり、再び枝毛や切れ毛ができやすくなってしまうため注意が必要です。
おわりに
枝毛は髪ダメージの現れです。枝毛がたくさんできている方は、それだけ髪へダメージが蓄積されてしまっているということです。枝毛はハサミでカットすれば一時的に無くなりますが、髪や頭皮に負担のかかる生活を送っている限り、枝毛のリスクは常につきまといます。
ここでご紹介した対策を参考にして、髪と頭皮を労ることを心がけましょう。また、枝毛だけでなく抜け毛も多く見られる場合、AGAなどの薄毛が起きている可能性も考えられます。髪に異常を感じた場合は、自己判断せず医療機関で相談することも大切です。