レーザーや手術でタトゥー除去!治療法によって異なるメリットとデメリット
タトゥーは一度体に入れてしまうと消すことができないと思われがちですが、そんなことはありません。適切な治療をおこなえば自然に取り除くことができます。
まずはタトゥーを除去する方法を知り、自分に合った治療法はどれかを考えてみましょう。
消えないタトゥーの悩み
近年、ファッション感覚でタトゥーを入れる方が急増しています。これまでタトゥーはあまりいいイメージを持たれていませんでしたが、有名人の影響もありファッションの一つとして認識されるようになりました。
しかし、すべての世代で受け入れられているわけではありません。社会人になったり家庭を持ったりすると、タトゥーを隠さなければならない場面も出てきます。
そのため、20代や30代でタトゥーを消したいと考える方が増えてきているのです。
ところが、タトゥーは一度入れてしまうと簡単に消すことはできません。範囲が広ければ広いほど除去が困難になり、時には傷跡が残ってしまうこともあります。
心身的な負担や金銭問題、傷跡の不安などから、消したくても消せないと悩む方が多いのです。
タトゥーは一時的に消すこともできる
すぐに治療を受けることが難しい方にとって、一時的にでもタトゥーを消すことができれば不安が軽減されるのではないでしょうか。
以下のアイテムを使用すれば、一時的にタトゥーを目立たなくさせることが可能です。
カバーシート
カバーシートは裏面が粘着タイプとなっており、気になる部分に貼り付けることで自然にタトゥーを隠すことができます。種類によってはシートを貼った状態で温泉やプールに入ることも可能です。
シートは手のひらサイズ、もしくはそれ以下の大きさが多いため、範囲の広いタトゥーには向きません。
化粧品
ファンデーションやコンシーラーなどの化粧品でタトゥーを目立たなくさせることもできます。ウォータープルーフタイプのものを使用すれば、水に濡れても落ちることはありません。
専門店
自分で消すことが難しいという場合は、タトゥーカバー専門店で消してもらう方法もあります。スプレーや化粧品などのアイテムを使い、プロのスタッフが施術をしていくため非常に自然な仕上がりとなるでしょう。
タトゥーを除去する治療法
タトゥーの治療法は主に以下の4つに分けられます。
切除治療
切除治療では、皮膚を切開しタトゥーを取り除いていきます。タトゥーそのものを除去することができるため、確実性の高い治療法といえるでしょう。
切除した部分はきれいに縫合され、時間とともに肌に馴染んでいきます。
皮膚移植
タトゥーのない他の部分から採取した皮膚を、タトゥー部分に移植するのが皮膚移植治療です。比較的大きなタトゥーにも対応しています。
レーザー
レーザー治療は、タトゥーの色素を破壊し外に排出することで目立たなくさせる治療法です。切開する必要がないため、体への負担が少ない治療法といえるでしょう。
アブレーション
アブレーション(削皮)治療は、皮膚を薄く削りタトゥーを取り除いていく治療法で、レーザーと併用しておこなうこともあります。
削った皮膚は傷となり、治癒する過程で残った墨も分解されるため、タトゥーの痕がかなり目立ちません。
治療法によって異なるメリットとデメリット
タトゥーを治療するうえで問題となるのが体への負担の大きさです。除去治療や皮膚移植はタトゥーを直接取り除けるため効果の高い治療法ですが、ダウンタイムが長く場合によっては傷跡が残ってしまうこともあります。
比較的負担の少ないレーザーやアブレーションは完全に除去することが難しく、複数の色が混ざったカラータトゥーには効果が出づらいというデメリットがありました。
そんな中、複数のカラーにも対応し、短期間でタトゥーを除去できる「ピコレーザー」に注目が集まっています。ピコレーザーは従来のレーザーでは消しにくかった明るいカラーのインクにも対応しており、Qスイッチレーザーの約半分の回数でタトゥーを除去することが可能です。
効果が大きく体への負担が少ない画期的な治療法といえるでしょう。
おわりに
人によってカラーや大きさが異なるタトゥーは、それぞれ適切な治療法も異なります。信頼できる医師を見つけ、適切な診察を受けたうえでタトゥー除去をおこないましょう。